渡辺美穂よりメッセージが届きました
第4回定期演奏会に開催に際し、ソロコンサートマスター渡辺美穂よりメッセージが届きましたのでご紹介します。
第4回定期演奏会となる今回も、魅力的なプログラムが揃いました。
ストラヴィンスキーの室内楽的な小品で幕が開けたあとには、新潟Aフィルが誇るクラリネット奏者 勝山氏によるモーツァルトのクラリネット協奏曲。おおらかで伸びやかな音
色、自由なフレーズ感はご本人の雰囲気そのものです。決して華美でなく、オーケストラの厚みをぐっと抑えた室内楽のような響きのするこの曲で、音楽の対話をお楽しみ下さい。
後半はハイドン、そしてプルチネッラと続きます。プルチネッラは、ペルゴレージをはじめとする18世紀イタリアの作曲家の作品をストラヴィンスキーが編曲したものです。ストラヴィンスキーが作曲したと言うには余りにも原曲の色が濃いとも言われますが、原曲と比較してみるとやはりこのプルチネッラという作品に溢れんばかりの喜びを与えているのはストラヴィンスキーであると私は感じます。曲が始まってこんなにもすぐ、喜びが心を支配する曲が他にあるでしょうか。
今回もまた指揮者なしですので、プレイヤー各々の「主体性」と「対話」がとても重要になってきます。お互いの音楽やアイデアに耳を澄ませ、理解し、またそこから生まれるインスピレーションもある。現代は人と人との対話が減ってしまった様にも感じますが、この「対話」を通じて音楽を創り上げていくのは何にも代えられない喜びです。
新潟の温かいお客様と共に、その特別な瞬間をご一緒できることを楽しみにしています!
2025年3月12日
ソロ・コンサートマスター
渡辺美穂
